寒い冬の朝、暖房していても窓からひんやり空気が漏れてくることはありませんか。
家の構造の中でも、熱の流出・流入は窓が圧倒的に多いそうです。
本記事では、DIY初心者の私たち夫婦が寝室を二重窓にするために何を買いそろえたのかと、良かった点・難しかった点をご紹介します。
※今回は作成キットを使用しており、作成手順はすべて同梱の説明書に記載されているので割愛します。
- 窓の大きさ:縦110cm × 横160cm
- 作業時間(2人):2時間
- 費用:14,000円
- 簡易作成キットを使用(光 フレーム&レールキット Eセット)
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購入品
二重窓作成に向けて、購入したものは3つで、合計 15,092 円でした!
今回は近くのホームセンターで購入したので、参考価格も載せておきます。ネットで買いそろえた方が、圧倒的に経済的ですね。
購入品 | ホームセンター価格 |
---|---|
二重窓作成キット(ベランダ・大きい窓用Eセット) | ¥7,458 |
中空ポリカボード 1820 x 910 x 4サイズ 2枚 | ¥6,116 |
プラスチック用のこぎり | ¥1,518 |
二重窓作成キット
最初は、レールや窓のフレームを一つ一つ購入して、すべてを自分たちで作ろうと考えていました。
ただ、ホームセンターにレールがなかったこともあり、こちらのセットを購入してしまいました。
想定より値段がしてしまいましたが、窓のフレーム が立派で見た目に安っぽさが出ず満足しています。
このキットには、下記梱包部材が入っています。
- フレーム 1840mm 6本
- 上レール 1830mm 1本
- 下レール 1830mm 1本
- 横カバー 1830mm 2本
製品の寸法等は公式カタログに記載があります。
モノタロウで類似品を探してみましたが、別々に買ってもあまり安くなるわけではなく、セットで買った方が安く購入できます。
詳細な作成手順も同梱されているので、2重窓の作成が初めてであれば買って損はないと感じました。
中空ポリカ
二重窓の作成キットには窓(パネル)は付いていない、中空ポリカを購入しました。
作成キットの窓のフレームの幅が4ミリだったので、4ミリ厚の中空ポリカを購入しています。
自分たちは4ミリ厚を購入しましたが、4ミリよりも薄くても厚み調整剤を使用することで利用できる旨が説明書に記載されていました。
パネルとして中空ポリカやプラスチックダンボールを利用すると思いますが、カットサイズは下記になります。
ポイントは、フレーム分の厚みを内寸から引くことです。
縦:窓枠内寸(縦)ー 25mm
横:窓枠内寸(横)/2ー 5mm
例えば、内寸(縦 x 横)が900mm x 1,100mmの場合、カットサイズは下記になります。
縦:900 – 25 = 875mm
横:1100/2 – 5 = 545mm
横だけ2で割っているのは、2枚のスライド式窓になるからですね。
ホームセンターではカットを依頼できるので、ホームセンターでカットしておくと便利です!
プラスチック用のこぎり
今回の作成キットには6本の窓のフレームと上下レール・横レールがありますが、上限サイズの窓枠であってもすべてを切る必要があります。
さすがに量が多いので、プラスチック専用ののこぎりを購入しました。
切る長さは下記の通りです。二重窓をつけたい場所を測ってみて、実際にどの程度切るのかイメージしてみましょう。
- 上レール:窓枠内寸の横幅 – 4mm
- 下レール:窓枠内寸の横幅 – 4mm
- 縦フレーム:窓枠内寸の縦幅 – 9mm
- 横フレーム:窓枠内寸の横幅/2 – 41mm
各寸法は、説明書に記載されています。
用意した工具
私たちが今回の作業のために用意した工具は下記の通りです。
- 作業用手袋
- メジャー
- 鉛筆
- 両面テープ
- プラスチックのカットに適したのこぎり
- カッターナイフ(ポリカ中空ボード)・アクリルカッター(アクリル板)
- カット用定規
- ゴムハンマー
- セロハンテープ
- ドライバー
- 軍手
- メジャー
- 鉛筆→マスキングテープ
- 両面テープ
- プラスチックのカットに適したのこぎり
- カッターナイフ
- カット用定規
ゴムハンマーセロハンテープドライバー
使わなかった工具
使わなかった工具はゴムハンマー・セロハンテープ・ドライバーの三点です。
いずれも、窓部分(中空ポリカ)をかぶせにはめる作業の際により効率的にはめるために使用を推奨されている工具です。
少し力は必要ですが、すんなりはまったので使用しませんでした。
うまくいかなかったときにのみ用意するので十分だと思います。
変更した工具
追加した工具はマスキングテープの一点です。
鉛筆は、窓の桟のレールを敷く部分に印をするために用意を推奨されています。
ただ、鉛筆だと消す手間があること、鉛筆で点の場見りをするよりマスキングテープで線の場見りをした方が実際にレールを添わせやすかったので、変更しました。
その他の推奨工具
両面テープにのみ、推奨があります。
私たちは、クッションフロアの貼り付けに使用したテープが余っていたので、そちらを使用しました。
横カバー・レールの幅が30mm程度なので、30mm以下のものであれば手持ちの両面テープが十分に使えると思います。
良かった点・難しかった点
良かった点
良かった点は、やはり簡単なことです!
説明書通りに作れば、あっという間に完成します。
私たちは2時間かかっていますが、窓枠の採寸も含めた作業時間のため、実際に切ったり貼ったりする時間は1時間半程度を見積もれば十分です。
また、ねじでの固定がなく両面テープだけで完成するので、余計な工具がいりません。
家を傷つけずに設置できるので、賃貸でも取り付けられるのは大きなメリットです。
難しかった点
基本的には非常に簡単にできてしまいますが、こだわり次第では下記二点が難しく感じます。
- フレームの差し込みがあまりうまくいかない
- (中空ポリカ特有)パネルの溝に削りカスが入ってしまった
【フレームの差し込み】
工具を省いたのも大きいですが、パネル(窓部分)にフレームを差し込むのがきれいに行かなかったようで、写真のように端ががたがたになりました。
がたがたになってしまった部分は、見えにくい位置に設置し、気になりません。
【パネルの溝に削りカス】
私たちは、ホームセンターの切断サービスでカットをしました。
このカットを依頼した部分に削りカスがはいりこんでしまいました。
気になる方はきれいに掃除するか、目立たない箇所に寄せると良いと思います。
まとめ
業者に頼むと高額になってしまう二重窓ですが、人目に触れない場所であれば、DIYでさくっと作ってしまうので十分ですし、予想以上にきれいにできました。
本格的に冷え込む前に設置したので、まだ効果は実感できていません。
冬場は夜暖房をつけっぱなしにするので結果が楽しみです!