こんにちは。我が家では柴犬を生後2カ月から飼っています。
家にきてから半月ほどで食糞を始めてしまい、すっかり癖になった状態から生後5ヵ月にしてようやく克服したのでその対策と経過をまとめました。
結論としては、うんちの回収率を上げることが重要だと思います。
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食糞のきっかけ(推測)
飼い主不在時にうんちで遊んだ
柴犬がきてから2週間ほどは、トイレトレーニングが完成していないことから、うんちをしそうな時間帯には誰かが必ず見るようにしていました。
しかし、ある程度慣れてきたことから、ほんの1時間不在にしたときに一人でうんちをして、うんちで遊ぶことを経験してしまいました。
おそらくボールのように遊べると思ったのでしょう。サークルの中で端に運搬したり、鼻先で押して転がしてみたりしていました。(念のため動画を撮っていたのですが、確認したときは本当に絶望しました。)
この時は多く食べておらず、たまたま口に残ったものを食べた程度でしたが、「うんち=遊んだら楽しいもの」と認識した最初の出来事でした。
消化器官が育っておらず、糞から良いにおいがした
子犬にありがちな原因ですが、子犬は消化器官が発達途上のため、うんちが未消化のままで出てくることがあります。
特に月齢が浅いうちは、人間でもわかるほどに餌の香ばしいにおいがします。
ここで、うんちを口に入れたとき、「ご飯のにおいがするもの=食べれるもの」、として認識してしまったのだと思います。
うんちのたびに焦って回収してしまった
最初のうんち遊びで散々掃除が大変だったのため、それ以降私たちはうんちの度にできるだけ早く回収しようと焦っていました。
少しにおいを嗅ぐようなしぐさでも、「だめだめだめだめ」「やめてー」などと騒いでしまったのも原因してか、「うんちを取ること=飼い主も喜んでるゲーム」として認識してしまったと思います。
段々、どちらが早くすべてを回収できるかが競争のようになってしまいました。食糞癖を一気に悪化させてしまったできごとでした。
対策方法
その1: 破片も残さず回収できるようにする
読んで字のごとく、とにかく回収します。前述の通り、競争にもなりかねないため、できるだけ冷静に回収するように心がけました。
回収の難易度は、散歩デビュー前と後で異なりました。
散歩デビュー前(家の中でトイレをする時)は、人が近くにいないときにトイレをすることが多かったです。なので、トイレのしやすい食後は可能な限り近くに待機したりしていました。
ただ仕事の関係で、どうしても常に近くにいることはできなかったので、一口は食べられてしまったり、時には完全に食べられてしまうことも多々ありました。
一方で、散歩するようになってからは回収率が格段に上がりました。基本的に散歩中にトイレをするようになってくれたので、すぐに回収できますし、犬もうんち以外に興味を向けているので問題なく回収できるようになりました。
その2: フードの変更
エサの消化不足によるうんちの良いにおいが原因ではないか、ということで、消化が良いと謳っているフードへの変更を行いました。
犬は肉食であることから、穀物の消化があまり得意ではありません。安価な餌には、穀物が多く含まれているので、肉を第一原料にしている餌に変更しました。
2週間ほどかけて餌の移行をしましたが、餌を完全に移行したころには、消化器官が発達したのか、餌の効果か、定かではありませんが、とにかくうんちらしい匂いに変わりました。
なお、フードはSupremo(下記)に変更しました。

その3:食糞しないときはおやつ
一口もうんちを口にしなかったときに、おやつをあげるようにしました。うんちを食べないと良いことがあると教える作戦です。
トイレのしつけのため、おしっこ後には毎回おやつをあげていました。一方で、うんちは回収作業があるために、おやつまで手が回らずあげれていませんでした。
そこで、夫婦が揃っているときには一人は回収、一人は餌を与えるというように役割分担を決めて、おやつをあげるようにしました。
しかしながら、おやつよりうんちに興味があるようで、これはあまり効果はなかったです。
対策結果
現在はうんちに興味をもたなくなり、食糞をすることがかなり減りました。たまに食べてしまうこともありますが、特にがっつくことはないです。
散歩するようになってうんちを確実に回収できるようになるまでに1か月半かかり、さらにうんちをした後にうんちに興味(うんちを探すしぐさ)を持たなくなるのに1か月かかりました。
我が家の柴犬は、散歩でうんちを出す習慣ができてからすんなり回収率が100%になり、一気に癖が抜け始めたように感じました。そのため、食糞をなくすにはとにかく回収率を上げることが重要です。
まとめ
我が家の柴犬が食糞癖を克服した経緯をまとめました。劇的に改善する方法があればいいのですが、うんちで遊ぶ楽しさを覚えてしまった後だったので、長期戦になりました。
特に子犬には食糞癖がある子が多く、苦労している方も多いかと思います。本記事がご参考になればと思います。