つみたてNISAやiDeCoで資産形成をしたいと考える方は多いと思います。
私は2020年からつみたてNISA、2021年から転職に伴いiDeCoを始めました。
この記事は、前回に引き続き16カ月のつみたてNISA・2カ月のiDeCoの結果がわかる、2021年8月の投資の結果報告です。
投資カテゴリ | 投資期間 |
---|---|
つみたてNISA | 2020/4~2021/8 |
iDeCo | 2021/7~2021/8 |
企業確定拠出型年金 | 2017/4~2020/10 |
前回の結果はこちら
つみたてNISAとiDeCoの制度説明もこちらで解説しています。
今月の金融ニュース
FRB議長 ことし中に大規模な金融緩和策の転換に踏み出す方針
8/28に連邦準備制度理事会(アメリカ版日本銀行)からテーパリングを年内に行う方針が発表されました。
テーパリングとは?
中央銀行が超金融緩和状態から抜け出す過程で採用する出口戦略の一つで、量的緩和策による資産買い入れ額を徐々に減らしていくこと。
https://www.daiwa.jp/glossary/YST2460.html
今回の場合、新型コロナのパンデミックによって落ち込んでしまった経済に対し、支えるため金融緩和をしていました。
経済が回復してくると、緩和する必要なく市場が回るので、出口戦略=中央銀行による資産買い入れを減らしてくるテーパリングを始めます。
今回のニュースでは雇用の回復をテーパリング開始の理由としています。今後、失業率が上がるなど経済への打撃がある場合、テーパリングの開始時期は変わるかもしれないですね。
テーパリングで何が変わるか
では、テーパリングが起こると投資にはどんな影響があるのでしょうか。
一般的にテーパリングは中央銀行の国債などの買い入れが少なくなるので、需給が緩み長期金利は上昇(価格は下落)します。企業の借り入れコストにあたる長期金利が上昇するので、企業価値を反映する株価は安くなる
https://moneyworld.jp/news/05_00054637_news
現象をそのままとらえると、株価は安くなるはずですが、一方で過去のテーパリングでは大きな急落もなかったそうです。
NISAやiDeCoは長期投資なので淡々と投資していくのがベターですが、本件を受けて債券を増やすか迷ったので「特にアクション不要」と判断できてよかったです。
つみたてNISAとiDeCoの運用実績
今月分の投資によって、総金融資産は1,666,956円(前月比+71,718円)になりました。
[st-kaiwa2]今月の追加投資は、43,333円です。全世界株式が伸びの下支えをしてくれています。
つみたてNISAの投資内容
投資期間
投資期間は2020/4から2021/8の16カ月です。
銘柄毎の運用実績
銘柄 | 投資額 | 評価額 | 損益(%) |
---|---|---|---|
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 533,328円 | 660,492円 | +24.37% |
毎日積立で一銘柄のみの運用にしています。
2020/4から上限の33,333円/月を投資しています。
iDeCoより上限額がおおきいので、まずは初心者向けにオールカントリーに入れています。
コロナで株価が落ちていたころから始めているので、損益率はかなり高めです。徐々に収まっていくのではないかと思っています。
iDeCoの投資内容
投資期間
投資期間は2021/7~ 2021/8現在の2か月です。
2017/4~2020/10 に受け取った企業型確定拠出年金を移換金として、新たに運用を開始しています。
運用実績
銘柄 | 評価額 | 割合 | 損益(円) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)) | 98,394円 | 9.6% | 183 円 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)) | 766,846円 | 75.2% | 24,347 円 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(eMAXIS Slim 新興国株式インデックス) | 144,076円 | 14% | -7,185 円 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)) | 10,039円 | 0.98% | 175円 |
現在運用しているのはこの4銘柄です。
改めて各銘柄のポートフォリオを占める割合を計算してみると、国内・新興国が世界の保有資産の割合を考慮したときに多すぎるので、掛け金には入れていません。
一方で、米国の割合がかなり低くなってしまっており、過去の傾向から米国は伸びる傾向にありますし、米国を重点的に買っていこうと思います。
各銘柄の月当たりの掛け金
次に掛金の割合です。
現在は合計10,000円/月の拠出を行っています。
ただ、多少余裕資金が増えてきたため、上限額の23,000円まで引き上げるつもりで先月引き上げの申請をしました。
全世界株式は移換金やつみたてNISAでも所有しているので、割合は少な目です。
その分前述したとおり、米国株を多めにいれました。前月は新興国にも入れていたのですが、移管金で十分に保有しているため、今月は入れていません。
全世界はNISAで積み立てているので、iDeCoでは米国一点集中でもよいかもしれません。
まとめ
2021年8月の投資結果をまとめました。
NISAはオールカントリー一本で安定して投資をしていますが、iDeCoでどう動いていくか試行錯誤中です。
現在iDeCoに掛け金の引き上げを申請しているのですが、反映が遅れている様です。
iDeCoへの移管時もかなり時間がかかってしまっていたので、待ちます。
[…] 2021年8月 つみたてNISA・iDeCo結果 […]