Amazon LightsailからエックスサーバーへのWordPressの移行方法

このブログは、2021年7月から2021年12月までAmazonLightsailを利用して運営していましたが、2022年1月にAmazonLightsailからエックスサーバーにWordPressを移転しました。

移転理由は別の記事にまとめていますので、この記事ではLightsailからエックスサーバーへの具体的な移転手順を紹介します。

Lightsailからの移転を考えている方の参考になるかと思いますので、移転を考えている方は是非最後までお読みください!

前提
  • Lightsailで独自ドメインを利用しており、独自ドメインの移行も同時に行う
  • All-in-One WP Migrationプラグインを利用したデータ移行
  • エックスサーバーの簡単移行ツールは利用しない

自分はLightsailからエックスサーバーに移転しましたが、移転先に限らず同じ手順になるはずです!

エックスサーバーでのサーバー契約

まず、移転先のエックスサーバーの公式ページからサーバーの契約をしましょう。

公式ホームページの案内に従えば簡単に会員登録、サーバー契約が可能です。

キャンペーン期間中であれば、30%程度の割引があるのでタイミングの良いときに契約をしましょう!

エックスサーバーへの独自ドメイン追加とWordPressのインストール

エックスサーバーと契約したら、公式サイトからログインしてサーバーの管理画面(サーバーパネル)に移動します。

独自ドメインの追加、常時SSL化、WordPressのインストールを行います。

独自ドメイン追加

最初に独自ドメインの追加を行います。

サーバーパネル画面で、「ドメイン設定」→「ドメイン追加設定」に移動し、移行先で利用したいドメインを追加しましょう。

このとき、Lightsailで動いているWordPressと同じドメイン名で問題ありません

常時SSL化(必要な方)

ブログにHTTPSでアクセスするために、常時SSL化対応も行っておきます。

独自で設定される方は必要ないですが、エックスサーバーの機能を利用すると簡単にSSL設定が可能なので設定することをおすすめします。

サーバーパネル画面で「SSL設定」ボタンをクリックして、追加した独自ドメインに対してSSL設定を有効化します。

注意

下で説明しているDNSの設定前に行うことをおすすめします。

公式ドキュメントにも記載ありますが、DNS設定後にSSLの設定を行うと一時的にWordPressにアクセスできなくなります。

※参考:無料独自SSL設定

独自ドメインへのWordPressのインストール

ドメインの設定が終わったら、追加した独自ドメインに対してWordPressのインストールを行います。

サーバーパネル画面で、「WordPress簡単インストール」→「ドメイン選択」と移動します。

ブログ名、ログインID、パスワード等の入力を行い、WordPressのインストールを行いましょう。

WordPressのデータをLightsailからエックスサーバーに移行

それでは移行元のデータを、移行先のサーバーに移動させます。

この記事では、WordPressの拡張機能であるAll-In-One WP Migrationを利用してWordPressのデータを移行します 。

WordPressのデータ移行方法は複数の方法がありますが、All-in-One WP Migrationの利用がおすすめです!LightsailではWordPressのインストール方法が特殊なせいで他の方法ではデータ移行が大変です。

LightsailでWP All-In-One Migrationを利用してデータをエクスポート

この記事ではWordPressのプラグインである”All-In-One WP Migration”を利用してWordPressのデータを移行します。

移行元のLightsail上のWordPressにログインして、WP All-In-One Migrationをインストールしましょう。

インストール後の使い方は、プラグインのホームページに動画で上がっているのでそちらを参考にしてください。

WP All-In-One Migration の設定画面からデータをファイル形式でエクスポートします。

DNS(Domain Name System)の修正

注意

DNSサーバーの修正の前に必ず移行元のデータをエクスポートしてください。DNS設定を変更すると移行元のWordPress管理画面にログインできなくなります。

DNSサーバーの設定値を修正して、独自ドメイン(例えば example.com)での接続先をLightsailからエックスサーバーに変更しましょう。

エックスサーバーでWordPressを利用している際に必要なDNSサーバーの設定値は、 公式サイトのドキュメント(ネームサーバーの設定)を参考にしてください。

また、DNSサーバーの修正方法は、ドメインの取得元サービスによって異なります。

自分が取得したドメインサービスに移動して、ドキュメントを参考に変更しましょう。

DNSとは

DNS(Domain Name System)とは、ドメイン名(example.com)とIPアドレスの対応関係を管理するシステムのことです。

インターネット上のすべてのサーバーには、IPアドレスが割り当てられており、サーバーへはIPアドレスを利用して接続することが可能です。

IPアドレスを覚えるのは大変なので、IPアドレスに別名(=ドメイン名)を付けることが可能であり、このドメイン名とIPアドレスの対応関係を管理するのがDNSとなります。

移行先(エックスサーバー)のWordPressにデータをインポート

エックスサーバー上のWordPressの管理画面にログインしましょう(デフォルトのログイン画面のURLはhttp://example.com/wp-admin

ログイン後、管理画面からAll-In-One WP Migrationをインストールします。

インストール後、Migrationの設定画面から移行元で出力したファイルをインポートして、データの移行は完了です。

データの移行が終われば、 All-In-One WP Migrationは削除しても問題ありません。

Amazon Lightsailの解約

WordPressの移行は完了しましたが、最後にAmazonLightsailの解約を行います。

Lightsailは日割りの料金体系なので、早めに解約をしてしまいましょう

行うべきことは下記になります。

それぞれ非常に簡単に実行可能なので詳細は省きますが、静的IPやスナップショットの削除を忘れるとお金がかかってしまうので、確実に削除します。

  1. Lightsailのインスタンスの削除
  2. インスタンスに紐づいていた静的IPの削除
  3. DNSゾーンの削除
  4. スナップショットの削除
  5. Amazon SESからドメイン登録の削除

まとめ:WordPressのデータ移行はAll-in-One WP Migrationがおすすめ!

この記事ではAmazon LightsailからエックスサーバーへWordPressを移行する方法を紹介しました。

特に難しいことはありませんが、ポイントとしてWordpressのデータ移行はAll-in-One WP Migrationを利用しましょう。

Lightsailではbitnamiを利用してWordPressがインストールされており、データの管理方法が一般的な方法と異なります。

ファイルのみの移動などはちょっとめんどくさいので、プラグインで一気にやってしまうのが簡単です。

WordPressをLightsailから移転しようとしている方の参考になれば幸いです。