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Synology NASのデータをS3 Glacierにバックアップする方法

この記事では、Synology NASのデータをAmazon Web Service (AWS)のS3 Glacierにバックアップする方法を紹介します。

NASには重要なデータがたくさんありますよね。RAIDを組んでいても物理的な故障の危険はあるので、クラウドにデータをバックアップすることで安心できると考えています。今回はいくつかあるクラウドサービスのうち、AWSのGlacierを利用してみます。利用金額については別記事にまとめる予定です。

自分の利用しているSynology NASはDS216jです。調べてみると、現在はDS220jまで出ているんですね。新しいの使ってみたい、、、

手順は下記になります。各手順の詳細を画像付きで説明していきます。

  1. AWSのアカウントを作成
  2. IAMでSynologyNASからアクセスするユーザとグループの作成
  3. Synology NASに接続して、Glacier Backupをインストール
  4. GlacierBackupでバックアップタスクを登録

AWSのアカウントを作成

AWSのトップページからアカウントを作成しましょう。入力フォームに必要な情報を入れていくだけで簡単に作成可能です。

カード情報などを登録する必要がありますが、登録するだけではお金はかからないので安心してください。

IAMでユーザの作成

ここでは、NASからGlacierにアクセスするための適切な権限を持つユーザを作成します。

Synology NASのデータをGlacierにバックアップするときは、Synology NASからGlacierに直接データを転送します。この状況では、ユーザーがNASになります。NASにルートユーザーを設定してしまうと危険すぎるので、NASが利用するユーザー権限を適切に設定します。

AWSでユーザーやグループを管理するためのサービスは、Identity and Access Management (IAM)と呼ばれています。IAMを利用して適切な権限をもつユーザーとグループの作成を行います。

AWSにログインしてマネジメントコンソール画面に移動したら、左上の「サービス」から、IAMを探してクリックしてください。「セキュリティ、ID、およびコンプライアンス」というグループ内にあります。

ここからは、画像付きで説明していきます。

ユーザの作成手順

1.
IAMのダッシュボードから、左側のユーザをクリックし、ユーザを追加をクリックします。

2.
ユーザ名(例ではSynology_backup)を入力します。また、アクセスの種類のプログラムによるアクセスにチェックを入れてください。

3.
ユーザをグループに追加を選択して、グループの作成ボタンをクリックしましょう。

4.
グループ名(例ではsynology_backup)を入力し、ポリシーのフィルターにglacierと入力します。そうすると、AmazonGlacierFullAccessというポリシーが見つかるので、これにチェックを付けてグループを作成します。

5.
タグの追加は何もしなくても良いです。次のステップへ行きましょう

6.
確認画面です。問題なければユーザの追加をクリックします。

7.
最後です。アクセスキーとシークレットアクセスキーを確認します。この値は後に利用します。この画面以外では保存できないので確実に保存しましょう
保存できなかった場合は、キーの再生成を行う必要があります。

Synology NASにGlacier Backupをインストールする

ご自身のDSMにアクセスして、パッケージセンターを起動します。検索フォームにglacierと入力すると、"Glacier Backup"というパッケージが見つかるので、それをインストールします。

このパッケージはSynologyの公式から提供されています。Glacierに簡単にバックアップできるパッケージを公開してくれているのはすごいですね。

Glacier Backupにバックアップタスクの作成

最後の設定です。上記の手順でインストールしたGlacier Backupに、バックアップタスクを登録します。

1.
GlacierBackupを起動し、左タブからバックアップを選択し、操作から作成をクリックしてください。

2.
任意のタスク名を入力し、チェックボックスにチェックして次へをクリックします。

3.
IMSでユーザを作成したときに表示されたアクセスキーとシークレットキーを入力します。また、リージョンの選択をしてください。
バックアップ先にバックファイルを保持するにチェックすると、NAS上でデータを消してもGlacier上にデータが残ります。

4.
バックアップするファイルを選択します。

5.
バックアップするタイミングを決めます。ウィザードが終了したら即座にバックアップするにチェックすると、設定が終わったらバックアップが始まります。ただ、ここでチェックしなくても手動でバックアップは実行できるので、チェックする必要はありません。

6.
設定を確認して、問題なければタスクを作成します。

お疲れ様です。以上で設定は終了です。

まとめ

SynologyNASのデータをAWSのS3 Glacierにバックアップする方法を紹介しました。Glacierと他のクラウドサービスとの値段比較は他の記事にまとめようと思います。

NASには重要なデータをたくさん置くので、バックアップを取っていると安心ですよね。NASをRAID構造にしても物理的な故障や災害の問題は残るので、クラウドにも上げておくと良いと思っています。

もしかしたら東京リージョン以外にした方がより安心かもしれませんが、その辺はすぐに変更できるので追々考えていきたいと思います。

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  • この記事を書いた人

たかけの夫。IT系コンサルティング会社に勤務し、主にクラウドや機械学習に関するコンサルティング業務を行う三十路男。IT技術・投資に興味を持ち、家族と楽に人生を楽しみたい人。

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